大人も涙を誘う恐竜絵本‥宮西達也シリーズ

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ちょっと可愛くない恐竜の表紙の絵‥。いつもなら、本屋で素通りしてしまいそうなところ、その日は、時間つぶしに立ち寄っただけだったので、何気なしに手に取り、読み始めました。すると、そのストーリーに「これは、絶対に子供に読んであげたい!」と心を奪われました。 「特別恐竜に興味のない息子だが、最後まで見てくれるかな?」少し心配をしながら、読みましたが、ちょっとした笑いの場面もあり、最後まで読むと、「もう1回!」と催促する始末。 シリーズを通して読んでみると、恐くてみにくい恐竜が主役だからこそ、「心をテーマ」にしたストーリーが一層感動的に描かれていることに気付かされます。 特に、途中、読んでいる私の方が、涙で読めなくなるストーリーもありました。
言葉が通じ、やさしい言葉を掛けてくれる肉食恐竜にだまされ自分が食べられそうになるティラノサウルス。しかし自分も、同じようにだましながらこどもの草食恐竜を食べようとします。ところが、そのやさしい草食恐竜と心が通い合い、自分に親切な子供の恐竜に対し食べたい気持ちを押さえながら、愛を感じる姿が、滑稽にそして感動的に描かれています。自分が言葉を教えたせいで、親切なこども恐竜は、ティラノサウルスを信じたまま死んでいきます。ごちそう的存在のはずのこども恐竜の死に、ティラノサウルスが心から悲しみの涙する物語。
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わたしはあなたをあいしています
かつては「世の中、力のあるものが一番だ!」と威張っていたティラノサウルスが、「力よりも愛のほうが大事なんだ」と気付き、自分の命と引き換えに、自分が食べようとした子供の恐竜を他の肉食恐竜から守ってあげながら死んでいきます。その時に、助けられた恐竜が大人になった時、自分の子供たちを同じ方法で肉食恐竜から守り、死んでいきます。死ぬ間際に「力よりも愛のほうが大事なんだ」といい残して死んでいく姿に読み手の大人も涙を誘われます。
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ぼくにもそのあいをください (絵本の時間)
「おれはティラノサウルスだ 」は、こどもの草食恐竜が、自分を食べようとしたティラノサウルスが目や身体に大きな怪我をしたことに気付きますが、「お父さんお母さんが、どんなひとでも困っていたら助けてあげるのよ」と言っていたことを思い出し怪我がなおるまで看病をしてあげながら食べ物を届けます。怪我が治った時、こどもの恐竜は、「自分が食べられる」と思い慌てて逃げますが、ティラノサウルスは、こども恐竜に「おまえの好きな魚をあげて、ありがとうを言いたかったのに‥」と涙します。
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おれはティラノサウルスだ (絵本の時間)
そのほかにも、
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など、友情・親子の愛などを描いたティラノサウルスシリーズもあります。

【作・絵 宮西 達也】
1956年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。
・『おまえうまそうだな (絵本の時間)』(けんぶち絵本の里大賞) (レビューを見る⇒)
・『おとうさんはウルトラマン』(けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞) (レビューを見る⇒)
・『パパはウルトラセブン 』(ともにけんぶち絵本の里大賞) (レビューを見る⇒)
・『うんこ 』(けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞) (レビューを見る⇒)
・『大きな絵本 にゃーご (大きな絵本)』(第38回造本装幀コンクール展読書推進運動協議会賞)
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・『きょうはなんてうんがいいんだろう (ひまわりえほんシリーズ)』(講談社出版文化賞・絵本賞)など、多数の受賞をしている。 (レビューを見る⇒)
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