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卒乳とは、赤ちゃん自身が「もうおっぱいはいらない」と決めて飲まなくなること。一方、断乳とは、お母さんが、止める時期を決め、赤ちゃんがまだ止めたくないという気持ちをもっていたとしても、きっぱり、断ち切ってしまうこと。 この両者のおっぱいの止め方一つが、人格形成にも大きな影響を及ぼすことになります。例えば、「卒乳」で、なぜ?赤ちゃんがもういらないと判断するのか?そのほとんどが、3時間を越え、段々と時間があいてから飲むようになったことで、おっぱいがまずくなってしまい「こんなにまずいんじゃあ、もういらない!」と、最後は、まずい!という思い出で終わってしまうパターンです。 「断乳」の場合(桶谷式)では、3時間以内ごとに当たり前においしいお乳をもらっていたのに、ある時から、今回のおっぱいでおしまい!と、赤ちゃんに我慢をさせます。そのとき、赤ちゃんは、ショックで、大泣きをして、お母さんは、その姿に涙し、それを見ていたお父さんも涙でビデオ撮影ができなかった‥というお話しはたくさんあります。比べるとどちらが良いことだと思いますか。 実は、この赤ちゃんに我慢をさせるというのが、ポイントなのです。最近は、我慢のできない子供たちが増えてきています。日本における飽食の時代、食べることに飢えている子供たちはほとんどいません。一日3回の食事は、当たり前のことでしょう。生活面でも、過保護に育てられ、欲しいおもちゃはすぐに買ってもらえ、行動面でも辛いことは耐えなくてもよいように育てられている子も多いことでしょう。しかし、この我慢が、幼少期からしつけられていないと、大きくなってからでは、我慢に耐えられない人間になる可能性が大きいのです。 おっぱいを飲むのを止めることは、いずれどの子も必ずあります。断乳は、赤ちゃんが生まれて初めて出会う大きな壁!です。この大きな山を乗り越えることで、一つの難題を見事に乗り越え、人間的にも大きく成長していくきっかけになっていきます。 我が家でも、なぜこんなにも可愛そうなことを!と、涙の断乳式を行ないましたが、月日が経ち、しばらくしてみると、断乳を境に、赤ちゃんっぽさが急に無くなり、自信に満ちた表情の子供らしい表情の息子に変わっていったのを実感しました。今では、断乳はやはり必要だと、確信しています。 また、前述したように、幼少期は、時々、我慢をさせておいたほうがよいそうです。例えば、何か叱るときに、30分正座をさせ、足が痛いのを我慢させたり、欲しいおもちゃはすぐに買わず、誕生日にね!とか、クリスマスにね!などと、我慢をする習慣を少しづつでも体験させていると、「我慢」を覚えられる子に育つそうです。おっぱいを我慢した子は、我慢の経験がありますので、次にも、また乗り越えようと、頑張ってくれることでしょう。 また、断乳をした感想も、意外にすぐにケロッと立ち直ったとか、離乳食をもりもり食べるようになったとかで、子供のストレスで問題が生じたケースはほとんど聞いたことがありません。しかし、ただ一つ、注意しなければならないのが、断乳をする数日前から、必ず「もう大きくなったから、おっぱいを止めようね!」と、言い聞かせをして、心の準備をさせておくことは重要です。中には、病気や妊娠で、何の前触れもなく、突然に、今日からあげられないのよ!と、断乳してしまうと、心の準備ができていませんので、「なぜ?急に。」と、子供も納得がいかず、おっぱいをもらえるまで、水分も食べ物もとらずに抗議し、もらえるまで待つ!という対抗策をとる子が多いようです。そのような我慢のさせ方は、当然、好ましくありません。また、乳首に「からし」をぬるとよい!という説もありますが、できるだけ、「おいしいおっぱい」の思い出で終わり、最後を、まずい思い出にしないよう、気をつけましょう。
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