暑くても、欠かせない公園遊び!公園の場所によっては、結構、蚊が多いこともあり、うんざりしてきますよね。「虫除けスプレーでもしておけば、少しは、大丈夫!」と、大人用の虫除けをシュッーと、一吹きして出掛けていませんか?ここで気をつけておかなければならないのが、虫除けスプレーに、1歳~とか、一日1回ならと、書いてあっても、もし成分に「ディート」が含まれているようなら、乳幼児の安心のために、控えておいた方がよさそうです。
そもそも「ディート」という成分は、アメリカが、ベトナム戦争の時に、米兵のために開発したもので、一般大衆向けに開発されたものではないのです。「虫除けには大変効果がある」とか「少量なら大丈夫」などのような考えから、使用する業者も少なくなく、しかも、この虫除けというのは、医薬品扱いではないため、規制も緩いというのが、現状だそうです。
しかし、その一方で、赤ちゃんや子供が使用した場合、脳障害、神経障害、皮膚疾患、アナフィラシキーなどを起こしてしまった例が報告されており、昨今では、その安全性に疑問がもたれています。また、その起因には子ども自身の体質もあれば、毎日使い続けたり、量を使用方法より多めにつけたなど、使い方にも原因があったかもしれません。それでも、無害ではないからこそ、敏感な乳幼児に症状が出たのでは?とも考えられます。そのため、業界でも、安全性を重視する企業では、天然成分を使った安全な虫除けの開発を進めていますし、グッズも多数開発されつつあります。また、蚊取り線香などのようなものにも、同様にして有害成分が含まれているものと、安全性に配慮したものとがあります。有害な蚊取り線香には除虫菊は含まれず、除虫菊の成分(ピレトリン)を真似して合成されたアレスリンという安全性に疑問がある「合成ピレスロイド(殺虫成分)」が使用されています。夏には、重宝する蚊取り線香ですが、乳幼児のいる家庭では、気を付けたいものです。
そのほか、赤ちゃん自身だけでなく、大人が使った手で、赤ちゃんを抱っこしたり、赤ちゃんと接するペットに使うのも控えた方がよいでしょう。毎日は必要ないという人も、これからの夏シーズン、キャンプや、山や海へのお出かけ、お盆にはお墓参りなど、1本あると、いざという時便利かもしれません。
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