-参考- |
モンテッソーリの幼児教育 ママ,ひとりでするのを手伝ってね! |
モンテッソーリ教育においての大事なやり方は、「必要な時(=子供が知りたいと思う時)」に、「適切な方法」で教えてあげることです。
その「適切な方法」のポイントが以下の通りです。
①黙ってやり方を見せる。
注意点は、決して、口で説明を入れながら行わないこと。
②ゆっくり、お手本をやって見せる。
注意点は、ゆっくりというのは、ビデオのスロー再生のように、普通の速さの8倍くらいゆっくりなのが、適切な動作と言われています。
自分でも不自然と思うほどで、ちょうど良い。
③教えながら、教える。
注意点は、子供が、真似てやるときに、失敗したり・上手にできない時、その場で、訂正をしたり、「違うでしょ!」と、間違いを指摘しない。
間違っている場合は、また次の機会にゆっくり分かりやすく見せてあげることで行なう。
すぐに出来ないことは、繰り返し見せることで、上手にできるようになります。
④もし上手にできたらしっかりほめてあげる。
「親子が輝くモンテッソーリの言葉 21の子育てメッセージ」の著者:相良敦子先生の講演会でこのお話しを聞いて、私も早速やってみました。
最初に行なってみたのは、「ハンカチたたみ」からです。
実は、折り紙は上手に四つ折りをできるのに、ハンカチをたたませると、角と角がまったく違う方向になり、ぐしゃぐしゃにしかたたまないのに、いつも「手伝う!」と、やってきて邪魔に感じていたからです。
「今日は、お母さんが、お手本を見せるからよく見ててね!」
ー意識して、ゆっくりやっても、4倍くらいの時間にしかなっていなかったかもしれません。
「じゃあ、今度は、○○ちゃんの番よ!」
すると、驚くほどに、昨日とは別人のように、子供がゆっくりと慎重にハンカチをたたみはじめ、とても上手にたたむことができたのです。
以来、今まで、たたむ時に邪魔に感じていた存在が、すっかり、役立つ子に変わり大助かりになりました。
教え方一つで、急にできるようになることって、あるんですね!
この方法は、小学生以降も、自分の衣類をたたんで引きだしにしまうなどを教えると、たたみ方や納め方の上手な子になります。
小学生になってから衣類の畳み方も教えると、子どもは、畳み方を知らないから、いい加減な畳み方しか出来ないのだ!と、実感できました。
夏休みなど、時間がある時に、引き出しの中のものを全部取り出して、畳み方と収納方法をゆっくりやって教えてみると、
驚くほど、上手にできました!
その後は、元通りの状態になってしまいますが、意識した時だけは、ゆっくり丁寧にたたむ姿勢が見られるようになりました。
乳幼児は、自分も同じことができるようになりたくて、常に、周囲の人の動きを観察しています。
特に、いつもそばにいるお母さんは、子供の観察対象になりますので、足で物を動かす悪い癖を見せれば、同じように行動するようになります。
また、ゆっくりと良いお手本を示せば、早く、いろんなことを吸収することができるでしょう。