知る、見守る、ときどき助ける モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方 |
モンテッソーリ自身は、最初に、子供たちの前で「鼻水をかむ」動作をゆっくりとやって見せて、子供たちから拍手喝さいをもらった‥というエピソードがあります。
日常生活における、子どもが「自分もできるようになりたい!」と思っているすべてが、教えてあげるとよい対象と言えるでしょう。
その中でも、幼稚園で行なうモンテッソーリ教育の一番大事なテーマは、「日常生活の中で、自分のことは自分でできるようになる!」ということなのです。
例えば、昔は、幼稚園に入園する時点で、「まだオムツが取れていない!」「まだ時々おもらしして‥」という状態で入園する子は、ほとんどいなかったそうです。
ところが、紙おむつの着け心地が良くなればなるほど、オムツの取れない子が増えていく様になっていったとも言われています。
このことからも分かるように、乳幼児期は、日常生活の自立について重点をおくべき、と考えられます。