幼児教育・幼児教材・知育玩具

ーモンテッソーリ教育:縫い刺しのお仕事例ー

集中力・観察力・指先の訓練・点描写の訓練になる幼児の縫い刺しのお仕事。

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モンテッソーリ幼稚園:年少の縫い刺しの作品例①

 ※イラストに等間隔の点の印があり、その点に、表と裏をひっくり返しながら交互に針を刺しています。紙は、画用紙、糸は毛糸、針は編み物に使う閉じ針が使用されています。

年少時の縫い刺しの作品例②

モンテッソーリ教育 箱の5面に縫い刺しをした作品の写真
モンテッソーリ教育 箱の5面に縫い刺しをした作品の写真①モンテッソーリ教育 箱の5面に縫い刺しをした作品の写真②
 ※厚紙にBOXの展開図が書き込まれており、箱の5面にそれぞれの縫い刺しをしていきます。

糸の色は、幼稚園で用意されてある糸の中から子ども自身が好きな色を選び、無くなったらまた次の糸を足しているので、

まだ4歳なだけに、デザイン的には、途中から色が変わりおかしな色合いですが、

間違えないように仕上げるには、とても集中力と根気がいる仕事だったようです。(厚紙に縫い刺しが済んだ後、自分で展開図を切り取り、箱に組み立て、糊で貼り付けて完成です。)

 ※また、縫い刺しをする場所を間違えたかどうかは、子ども自身が裏側を見たときに分かるようになっています。

表側は正しくても、裏側の模様が一定の模様でないと、先生にほどいてもらってまたやり直しとなります。

この子ども自身で間違いを発見できるのも、モンテッソーリ教育の一つのポイントになっているそうです。

年長の縫い刺し・作品例③

モンテッソーリ教育 縫い刺しをした作品の写真(ジュース)

 《年長①》
・升目の書いてある厚紙に、お手本の絵を見ながら、印を付けます。

黄色の糸のところには、黄色の色鉛筆で、オレンジ色の糸にしたいところはオレンジ色の色鉛筆で書いていきます。

※印を付けるのもお仕事の一環なので、もちろん自分で印を付けていきます。

 その時、位置と升目のかずを確認しながら、印を全部付けていきます。すべて印を付け終わったら、印の上に同色の糸でクロスステッチで縫い刺しをしていきます。

 ※厚紙は、よれないので、比較的縫いやすく、幼児の練習には、とても適しています。


モンテッソーリ教育 縫い刺しをした作品の写真(馬)

年長の縫い刺し・作品例④

 こちらは、年長①のステップをやった子が取り組めます。
今度は、実際の布に、刺繍を行なっていきます。

 升目のある布に、年長①と同じ手順で、お手本の絵を、色鉛筆で印を付けていきます。

印を付け終わると、刺しゅう枠 にはめ、印のあるところに指定色と同じ色で、クロスステッチの縫い刺しをしていきます。

※年長ぐらいになると、針に糸を通すのも、玉止めをするのも、すべて自分で行ないます。

万が一、縫う場所を間違えて解く時には、先生にお手伝いをしてもらうそうです。