「算数の得意な子に育てる」には、ポイントがあります。
まずは、「数(かず)を数字ではなく、量で認識する」ことです。
例えば、幼少期によく見られる現象として、10までの数唱ができる子に「10個の積み木をとってごらん!」と言っても、どれだけとってよいか分からない子がたくさんいます。
数えさせてみると、途中から、数と個数が一致しなくなってしまうのです。
例:(8を数える頃、すでに、10個を取ってしまっているようなケースです)。
このような状態は、まだ、「10」がいくつなのか、「10」がどれくらいの量なのか、実際には、量(かず)として理解していないと言えるでしょう。
ただ、数字の並びという「言葉」を覚えたに過ぎません。この『量を認識するための働きかけ』を『1対1対応』の学習で行ないます。