「ヴィッテ式」は、1800年7月ドイツで生まれた法律学者『カール・ヴィッテ』(享年83歳)のことを言います。
このカール・ヴィッテは、生まれつき精神的な遅滞がありながらも、父親の賢明な早期教育を受け、8~9歳で6ヶ国語を自由に話し、動物学・植物学・物理学・化学・数学にその才能を発揮。9歳でライプツィッヒ大学に合格。14歳で哲学博士の学位を授与される。16歳で法学博士の学位を受け、ベルリン大学の法学教授に任命される。という功績を持つ人。その性格は、素直で謙虚、思いやり・優しさのある人柄。
そのような人物に育て上げたヴィッテの父親の子育て法や信念を、ヴィッテ式家庭保育園では、伝授してくれます。
【ヴィッテ式家庭保育園のおもな考え方】
①天才は遺伝ではなく、後天的要素の環境が優位であること。(早期教育の実践すれば、誰でも、その可能性があること。)
②早期教育は、胎教から!
③言葉の量と知能とは平行関係にあり、『言葉は、われわれが知識を刈り取る道具』と位置づけている。
④テレビやビデオ(DVD)、テレビゲームなどは、その内容(知育・英語など)に関わらず、『百害あって一利なし』。
⑤子どもを育て導くのは親自身の問題であり、「修行」であるという自覚を持ちつつ、母親のすべき本来の役割を目指していく。
⑥夫婦相互の信頼と尊敬。(乳幼児期に親を信頼し、尊敬し、愛することができて、大人になった時、同様に、他人を信頼し、尊敬し、愛することができ、また、他人からも、信頼され、尊敬され、愛されるような人柄に成長することができる。)
⑦世界人口の中で、人口〇・二五%の少数民族のユダヤ人なのに、ノーベル賞受賞者のうち、約4分の1をユダヤ人が占めています。それは、ユダヤ人は迫害の歴史の中で、唯一没収され奪われることの無い財産が、知的財産であると考え、生きるため、早期教育を熱心に行なう民族だからです。適切な早期教育は、全ての人に天才と言われるような才能を開花させることができる可能性を秘めています。
⑧大自然の動物・植物がヴィッテにとって「生きた教材」だったように、自然体験、野外学習を十分に積む。
⑨「なぜ?」と思うことは放置せず、必ず、一緒に、その場で調べる。
⑩五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)をフルに使った遊びや体験をしよう。
⑪具体物のほか、抽象物を教えることにも力を注いだ。(科学の発見は、具体物から掛け離れた抽象的な思考力から発見されることが多いことから、誰も思いつかないような想像力・創造力=抽象的な事物を大事にした。)
⑫ヴィッテのお父さんの信条「子どもの遊びであっても、それなりに頭、知力を使うものでなければダメ!」(例えば、「ごっこ遊び」「劇ごっこ」「ロールプレイ」「木片でお城を建築」=現在の積み木にあたるようなものなどをよくしていたとか。)
※「自分で新しいことを発見する又は工夫する」➜これが「遊び」である➜「遊び」は「好奇心」から創られる➜「好奇心」は「脳の前頭葉」から生じる
※「ごっこ遊び」の中で、人間性や社会性が育まれる
(だから、大いに遊ぼう!)
⑬「ままごと」から実際のお料理のお手伝いを!食育(命を育てる食べ物の重大さ)、作る人への感謝の気持ちなども教えるいい機会。
⑭ヴィッテのお父さんは、知育のみならず、『心の教育』『健康』にも注力し、ヴィッテは、円満で高潔な人として周囲の人々に好かれ、健康にも恵まれていました。特に、心の教育では、キリスト精神のほか、親子の絆、尊敬と感謝の気持ち、思いやり、自分は優秀だというおごった気持ちを持たせない、etc‥様々な場面で気を配っていました。
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