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ー早期教育の落とし穴!ー

 間違った認識による早期教育が、早期教育の必要性を否定する傾向があります。
間違った認識とは、何でしょう?
 もし、以下にあげる1つでも該当するものがあると、中学以降で成績が伸び悩み、小学校時代の優秀児から、普通レベルへと成績が下るでしょう!−と、多くの早期教育を推奨する教育者は主張しています。

落とし穴@
 プリント式早期教育(紙面でのみの勉強で、実体物の無いところで、勉強に励んだ。このやり方は、小学校低学年レベルまでは、成績が良いが、高学年くらいから下がり始める原因の大きな理由となっています)


落とし穴A
 親が強制し、イヤがる子供に教え込む(自発的に知りたいと思う時に教るのが一番良い。無理矢理勉強させると、効率も悪いだけではなく、勉強嫌いにさせてしまう。)


落とし穴B
 遊びの中で、自分たちで遊びのルールを作ったり、新たな遊びを考えたり、思考力を養ってきたか。=遊びの応用力=大人の指示で行動するのではなく、子供たちが、自分達だけで考え、発見し、改善しながら、楽しくみんなで遊ぶというのは、将来、論理的に物事を考え、問題解決をしていく思考力を作りはじめる第一歩となります。外遊びや家の中のお手伝いをより多くした子に、問題解決力が備わっているそうです。(小学校受験で、行動観察のテストが増えてきたのは、詰め込み方式の優秀児は、高学年になってから成績が伸び悩むということが分かってきたので、問題解決力があるかを調べるために、行なっていると言われています)


落とし穴C
 (平仮名・数字・数式・難しい漢字・文学作品などをはじめとして)暗記・暗唱に偏った勉強をしている。(記憶力は優れるが、図形・空間把握力・読解力が養われているわけではないので、得意分野にムラができる。また、中学以降のレベルでは、知識は、問題解決のツールにすぎず、知識があるだけでは解けない問題が増えてくる。読解力が無いため、出題問題の意図する解答が導き出せない。計算力は優れているが、図形の補助線が引けないため解答に必要な数式が導き出せない。などのような傾向となる。)
追記:2007.10.24発表のNEWS記事では、43年ぶりの全国小学校・中学校学力テストの結果は、知識の必要な問題が若干ポイントアップした反面、応用力の必要な問題の成績が悪く、特に、小学校6年生の算数の図形問題では、補助線を引いて考える問題の正答率が17%という結果が報告されました。まさに、この落とし穴Cに該当する「知識型勉強が先行し、問題解決力の不足」が今後の課題であると指摘されました。

落とし穴D
 規則正しい生活習慣を行なっていない。(多くは、夜更かし。朝ごはんを食べない。運動不足。テレビの見過ぎ。‥etc)
=天才児は、知育ばかりを熱心に行なえば効果があるように思われているが、早寝早起きの習慣や朝昼晩のご飯を、好き嫌いなくきちんと3食を食べているか、など基本的な生活習慣が大変重要なポイントとなっています。

落とし穴E
 早期教育を受けて、早くに文字・数的・記憶力などを優秀に育ち始めた時、その時点で「天才児に育った」と、親子で認識してしまうこと。=ビッテ式家庭保育園では、これは、タブーとされています。常に「他人よりも早く覚えたに過ぎない」と、子供が天狗にならないように育てるように!というのが、ビッテ式です。天狗になった子供は、「ウサギとカメ」の童話のように、自分は出来るからと、勉強がおろそかになるうちに、努力してきた子に追い抜かされることもあれば、「自分は天才児」というプライドから分からないことを先生に質問できなくなったりします。また、先生への尊敬心が育ちにくくなったり、心の面でもマイナス的に成長してしまうというのが理由です。他人から見て優秀だと評価されるくらいでも、「自分はまだまだ未熟」という謙虚な心が、より知識に貪欲になり、もっと勉強をしたいという自発的な気持ちが、その子を高めていくのです。


以上のことに気をつけることこそが、本来、才能を伸ばすための基本と考えましょう。
関連ページ:天才児と英才児教育による優秀児の違いについて


 また、これらの@〜Eに該当する早期教育を行なってきた人が、子供のころは天才児だったが、大人になると凡人になっていたと、その落ち込みを、早期教育に意味は無かったとか、本人の努力が足りなかった、などと話しを結び付けられることも少なくありません。せっかく、早期教育が良いことと着目したにも関わらず、その成果を活かせない事は、とても悲しいことですよね。)

早期教育は、無意味なのではなく、そのやり方が大事なのです!

 早期教育をすすめる=家庭保育園・算数脳の著者高濱正伸氏・東大脳研究会・マリア・モンテッソーリなどをはじめ、多くの教育者が、現在の間違った早期教育に警鐘を鳴らしています。

もっと詳しく早期教育の大切なポイントと重要性・必要性についてお知りになりたい方は、以下の著書をお薦めします。

@算数の得意な子に育てたい人は高濱正伸(著)算数脳

A東大に合格するような天才児が目標なら
講談社&「東大脳」研究会」(著)隣の子供はどうやって東大に行ったのか

B読解力の育つ絵本の与え方を知りたい人は、
西村健(著)頭が良くなる絵本の読み方

この3冊の本の共通点は、「幼少期の過ごし方の重要性」について、書かれてあります。

 現在、早期教育の人気が「右脳教育」「プリント教育」「テレビ・パソコン教育」が中心となっており、2〜3歳から、難しい漢字が読めた!文学作品の暗唱をするようになった!平仮名や数字の計算が幼稚園前からできるようになった!などで喜び、そこで安心し、終わってしまっている親がたくさんいます。しかし、そのような早期教育は、必ず、中学以降で、成績が伸び悩むだろうと、@Aの著者は、断言しています。人気の早期教育は、IQを高めるのに効果はありますが、欠けている大事なポイントだけは、ぜひ、見逃さないで下さい。@Bの本は、幼少期からたくさんの絵本を読み聞かせ、読書が趣味というくらいの本好きに育ったのに、読解力が育っていない人の理由についても書かれています。特に、Bの著書に書かれてある「あすか会」の絵本の読み方については、教えられることがたくさんです。


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