将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる! |
天才児を育てるために何をそろえればいいのでしょう?
多くの人たちは、フラッシュカードやドッツカードのような幼児教材を思い浮かべる方も少なくないと思います。
また、学力向上と思えば、幼児期から文字を書いたり、かずを計算するドリル、形や弁別識別などを勉強する知育教材などからスタートする人も多いでしょう。
しかし、国語力を高めたり、情操教育にも「絵本の読み聞かせ」は、とても重要な1つなのです。
では、「絵本の読み聞かせ」には、どのような長所があるのでしょう?
①赤ちゃんは、お母さんの優しい声がいっぱい聞きたいのです。
優しい声で読み聞かせることによって、愛情をいっぱい注がれて、情緒の安定した優しい心を育てることができます。
親子のふれあいを充実させることで、心が満たされると同時に、絵本には、親子愛・友情・社会性・しつけなどをテーマにした乳幼児絵本が多く、
疑似体験によって、世の中のいいこと・悪いことを知っていく機会にもなります。
②人の話しを聞く力を育てます。
これは、学校に通うようになってから、授業中、先生の話しをしっかり聞くことができることに結びつきます。
名門私立・国立小学校の受験にも、放送によるお話しを聞いてから答える問題が含まれていることが多いです。
絵本をいつも読み聞かせてもらっている子は、先生のお話しも、きちんと聞くことができます。
③テレビと違い動かない絵を見ながら話しを聞くことで、想像力が養われていきます。
例えば、想像力がないと、小学校低学年くらいの算数などで、文章問題が出た時に、
仮説の設定(例りんごが5個あり‥)に対し、頭でそれを想像することができない、
というほど乏しい想像力な子もいるとか。
④ほとんどの絵本には、伝えたい「テーマ」があります。
「心」だったり、「知識」だったり‥。
絵本の好きな子は、字が読めるようになると、自分から読書をするようになります。
いっぱい読む子は、知識も豊富に育っていくでしょうし、言葉の表現力・読解力・豊富な語彙力・漢字力などを養うこともできます。
⑤中学くらいになるころには、数学や理科などをはじめ、すべての教科に対して、言葉の理解力が足らず、成績が急に落ちてくるというケースも多いそうです。
特に、受験を意識し始める年齢より、暗記型の勉強が多くなり、読書タイムを減らす生徒が増えるそうです。
そのため、ますます、言語理解の能力が落ち、試験に出されている文章問題の意図が見えずに、成績が全体的に落ち込んでくるという傾向があるそうです。
以上のようなことを考えても、幼少期からの絵本読み、読解力を育てることの重要性がお分かりいただけるかと思います。
つまり、これらの入り口が、乳幼児期の『絵本の読み聞かせ』、
ということになります。