天才児教育と従来の英才教育との違い
グレン・ドーマン著の「赤ちゃんに読みをどう教えるか」では、赤ちゃん自身がとても学びたがっていることを繰り返し主張されています。
だから、赤ちゃん自身が「学びたい時に、学びたいことを、楽しく取り組む!」という3つの重要なポイントの中で取り組むことで、知的能力の高い子に育ちます。
それが、いわゆる近年の早期教育で言われている「天才児教育」と言われているものです。
この時期に、与えた取り組みが多ければ多いほど、子ども自身の能力に大きな差が出てきます。
左脳的取り組みは、豊富な知識と語学力に優れ、数学も得意に成長したり、
造形や音楽や運動などにチカラを入れて働きかければ、右脳や身体能力も飛躍的にアップさせることができます。
最近では、人間の能力は、遺伝よりも後天的環境の影響が多いと言われてきたのです。
赤ちゃんになぜ?言葉の読み・書きを教えるのか。
それは、言葉は、コミュニケーションをとったり、知識を刈り取るための道具になるからです。
そして、たくさんの本を読むことによって、世の中のことを広く知ることができます。
天才児教育のポイント
天才児教育の大事なポイントは、上記でも示したように、
①赤ちゃんが「学びたい時に」
②赤ちゃんが「学びたいことを」
③親子で「楽しく取り組む!」
というのが原則です。
ですので、親子で楽しく取り組むことで、親子の絆が深まり、円満な性格に育てていくことができるのです。
親子のコミュケーションツールが、お人形遊びなのか、砂場遊びなのか、積木遊びなのか、パズルなのか、絵本なのか、
というツールの違いに過ぎません。
グレン・ドーマンは、「赤ちゃんのご機嫌の悪い時や興味を示さないようなら、無理に働きかけを行なってはいけない!」とも、言っています。
また、天才児教育をすすめる人たちは、外遊びも勧めています。
外でたくさん走り回って遊ぶことは、酸素をいっぱい取り込み、脳にもいいこと。
砂場遊びや土に絵を描いて創造力を高めたり、土だんごを作って指先で感覚刺激を養ったり、季節の植物や虫などを発見して実体験を積むこともできます。
「赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか―誕生から6歳まで 」などを公園で実践すれば、身体能力の高い子に成長させることもできます。
また、家で天才児教育に取り組んでいると、公園に行く道中や公園で、またスーパーなどでも、見掛けたものの数を一緒に数えたり、スーパーで旬の食材に一緒に興味を持って見てくれることでしょう。
天才児教育は、机上では行ないません。子どものストレスにもならないようにするのが特徴です。
天才児教育に取り組むと、親子の会話が広がり、話題に困ることなく、コミュニケーションを深めながら、知性を高めていくことができるのです。
天才児教育には、もう1つ大事なポイントがあります。
いろいろな知育玩具や幼児教材を与える時、「間違ったやり方で行なうと効果が無くなってしまう」ということです。
先ほどの「赤ちゃんのご機嫌の悪い時や興味を示さないようなら、無理に働きかけを行なってはいけない!」というのもその1つです。
積木や絵本の与え方にしても、一つ与え方を間違うと、「嫌い」になるかもしれないということです。
大好きで気に入ったようだから‥、と一日中与えると、飽きて二度と見向きをしなくなることもあります。
「まだ、見たい!もうちょっとやりたい!」と赤ちゃんが思っている間に止めることが大事なのです。
そうすることで、自分から教具を楽しみにしてくれ、また与えることがご褒美にもなっていきます。
赤ちゃんは、このようにして、たくさんのことを喜んで吸収してくれます。
ただし、幼児期になると、だんだんと自分で学びたいものを選ぶようになり始めます。(「自我の芽生え」)
3歳以降になると、お友だちとの関係や自分の興味が家の外にある多くのものに移るため、親御様がご用意された教材は「もう使いたいくない!」と、主張を始めるかもしれません。
だからこそ、親が興味を持って欲しいと望む内容は、赤ちゃん時代からスタートしておく方が「best!」な時期とも言えますね。